Backup Exec VDAPの注意点

非常に便利ですが、構成がわかっていないと苦戦すること必至な気がします。
下記の環境でVDAPが機能するまで、試したことを記載します。

現象

Backup Execで仮想サーバのバックアップ(VDAP)で失敗する。
エラーは「V-79-57344-38277 – 仮想マシンのディスクを開けません。」でした。
サポートページを見たり、デバックログを有効にしてログを見たりしても原因はわからなかったため、推測しながら試してみました。
詳細は以下の通りです。

V-79-57344-38277 - 仮想マシンのディスクを開くことができません。

VixDiskLib_Open() reported the error: One of the parameters was invalidVDDK-Warn: VixDiskLib: VixDiskLibIsLegacyConnParams: the instance of VixDiskLibConnectParams is NOT allocated by VixDiskLib_AllocateConnectParams. The new features in 6.7 or later are not supported.

VDAPはスナップショットを取得して、バックアップ、スナップショットを削除する流れでESXiを操作しますが、スナップショットの取得と削除はできているのですが、バックアップが動作していないように見受けられます。

1.rootのパスワードは無いとまずい

検証用に構築して、私以外はアクセスしないしインターネットとも接続させていないため、rootのパスワードの空白(パスワード無し)を許可していました。どうもこれも一因だったようです。

2.ESXiのファイアウォールが邪魔している

ESXiにもFirewallが存在しているので、必要なポートを開放する必要があります。
仕様を色々と確認しましたが、決定的なポート番号が見つけられなかったため、ファイアウォールを無効化しました。

3.名前解決

デバックログに、「[fsys\ntfs] – Error opening cluster on BACKUP: そのようなホストは不明です。」の記述があったため、Active DirectoeyのDNSサーバとESXiのhostsにすべてのサーバをエントリしました。ESXiが参照するDNSをActive DirectoeyのDNSサーバにしても良いと思います。

4.ストレージにアクセス権がない

ESXiのストレージの権限を見ると誰もいないのでrootを登録。

以上、VDAPで仮想サーバのバックアップが動作するまでやってみたことでした。

ご参考まで。

関連記事

TOP