vsftpdのストレステスト(Stress test of FTP)

vsftpdのストレステストを実施しました。
環境は下記のとおりです。
・仮想マシン
CPU:Intel Xeon E5-2650 V3 2.3Ghz(10core中2Core【4vCPU】割り当て)
メモリ:4GB
ディスク:PCIe V3 SSD
OS:Redhat Enterprise Linux 9
・クライアントPC
Intel Core i5-7300U CPU 2.60GHz
メモリ:8GB
ディスク:SATA SSD
OS:Windows 10 Pro & JMeter5.5

JMeterを使用して、仮想マシン(サーバ)がどの程度の同時アクセス(書き込み)に耐えられるか検証しました。
FTPサーバに送信するファイルは500kbのテキストフィルを使用しました。

1秒間でのFTPリクエストを連続1分で確認しました。
1秒でのFTPリスエスト数を10、20、30と増やし続けたところ、60FTPリクエストでエラーが発生しましした。

LabelSamplesAverageMinMaxStd. Dev.Error %ThroughputReceived KB/secSent KB/secAvg. Bytes
request360046431333443.5644.81%84.5126124.58
1分(1秒/60FTPリクエスト)

1分(1秒/60FTPリクエスト)。Samplesは総数になります(60*1)*60=3600。

1分(1秒/50FTPリクエスト)ですとエラー発生率は下表の通り0.00%になりますので、パフォーマンスは1秒/50リクエストが上限となります。

LabelSamplesAverageMinMaxStd. Dev.Error %ThroughputReceived KB/secSent KB/secAvg. Bytes
request30001034611191110.180.00%47.3126496.83
1分(1秒/50FTPリクエスト)

さらに1分(1秒/50FTPリクエスト)を1時間実行しました。
エラーは発生しませんでしたので、秒間50FTPリクエストで安定していると思われます。

LabelSamplesAverageMinMaxStd. Dev.Error %ThroughputReceived KB/secSent KB/secAvg. Bytes
request180000103048125151.310.00%48.4827152.68

興味深かったのは1時間(1秒/50FTPリクエスト)実行時のCPUリソースが下図の通り、1vCPUしか使用しいていないように見られることです。これは、CPUのコア数をいくら増やしてもFTP受信リクエストのパフォーマンス向上が見込めないこと意味するのではと思われます。

ご参考まで。
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