AWS データベース

AWSのデータベースサービスについて記載します。

AWSデータベース概要
種類 サービス名 概要
リレーショナル RDS ・SQLトランザクションをサポート
・汎用的で色々なワークロードに対応可能
・リードレプリカで読み取りパフォーマンスが向上
・スナップショットをリードレプリカから取得できるので、レプリカ元のレスポンスが劣化しない
Aurora
Redshift ・SQLトランザクションをサポート
・バッチデータ分析の高速処理が可能だが、リアルタイムのクエリ用途としては他のデータベースサービスに劣る
NoSQL DynamoDB ・Key-Valueストアでkeyが一意なクエリは特に高速処理が可能
・クエリパターンに合わせたインデックス・パーティション分散・ソートキーの設定でパフォーマンスを向上できる
・キャパシティユニット(RCU/WCU)で読み込みと書き込みのキャパシティ(重みづけ)を設定する
・インメモリキャッシュ機能(Dynamo Accelerator【DAX】)がある
DocumentDB ・MongoDB互換
・DynamoDBとの差異はアクセスパターンが多く、indexに依存しないクエリが可能
インメモリ ElasticCache ・インメモリキャッシュ
・他のDBと組み合わせて読み取り性能を向上させるオプションのようなサービス
・Memcashed/Redisの2種類のキャッシュエンジンが選択可能
・デフォルトではデータはメモリにしかないので再起動でもデータは消失する
グラフ Neptune ・マネージドグラフデータベース
・属性を元に関連するターゲットを抽出でき、SNSで多用されている(関連する情報やユーザなど)
・RDSでjoinが多発するケースでも有効(ルート検索等)
・SQLは使用できず、グラフクエリ言語(Gremlin と SPARQL)を使用する
RDS概要と比較
対応データベース Amazon Aurora PostgreSQL MySQL MariaDB Oracle データベース SQL Server 
バージョン MySQL 5.6、5.7
PostgreSQL 9.6、10、11
9.6、10、11、12、13  5.6、5.7 、 8.0 10.2、10.3、10.4、10.5 12cR1、12cR2 18c、19c 2012、2014、2016、2017、2019
リードレプリカ
マルチAZ
スケールアップ
暗号化
リードレプリカ
クロスリージョンレプリカ
最大ストレージ容量 128TB 64TB 64TB 64TB 64TB 16TB
ストレージオートスケール
ElasticCache MemcashedとRedisの機能比較
  Memcached Redis
クラスターモード無 クラスターモード有
エンジンバージョン 1.5.x 2.8.x 以降 3.2.x 以降
データ型 シンプル  2.8.x以降-複雑 3.2.x 以降-複雑
データのパーティション化 ×
クラスターが変更可能 3.2.10 以降で可能
オンラインリシャーディング × × 3.2.10 以降で可能
マルチスレッド × ×
ノードタイプのアップグレード ×
エンジンのアップグレード
レプリケーション ×
自動フェイルオーバー × 選択可能 必須
パブリック/サブ機能 ×
ソートセット ×
バックアップと復元 ×
地理的インデックス作成 × 3.2.x 以降で対応
Encryption × 3.2.6(3.2.10除く)、4.0.10 以降で対応 3.2.6 (3.2.10除く) 、4.0.10 以降で対応
FedRAMP認定 × 3.2.6、4.0.10 以降で対応 3.2.6、4.0.10 以降で対応
HIPAA認定 × 3.2.6、4.0.10 以降で対応 3.2.6、4.0.10 以降で対応
 PCI DSS認定 × 3.2.6、4.0.10 以降で対応 3.2.6、4.0.10 以降で対応

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