エンタープライズPostgreSQL比較報告
Oracle Databaseからの移行、およびVMware仮想化環境での5年間運用を想定した比較まとめです。
1. 機能・特性の比較
| 比較項目 | EDB Postgres Advanced Server | FUJITSU Enterprise Postgres (FEP) |
|---|---|---|
| Oracle互換性 | 極めて高い (PL/SQL、ヒント句等) | 高い (独自ツールによる変換) |
| 独自拡張機能 | リソースマネージャ、高度なパーティション | カラム型インデックス(集計高速化) |
| セキュリティ | 透過的暗号化(TDE)標準、PCI DSS対応 | 透過的暗号化(TDE)標準、高速暗号化 |
| 管理ツール | PEM (GUIによる統合管理) | Web Admin / 実行計画固定化機能 |
2. 5年間のトータルコスト(TCO)構造
EDB:移行コスト重視型
- ライセンス: uniCore(仮想CPU)課金
- 5年間の傾向: ライセンス単価は高めだが、Oracleからのアプリ修正工数が最小限で済むため、初期導入コスト(人件費)を抑えられる。
- 適した環境: 大規模なPL/SQL資産がある場合。
富士通:運用安定・国内保守型
- ライセンス: プロセッサコア課金
- 5年間の傾向: スモールスタートでは安価。ただし、Oracle固有機能の代替実装により、開発・テスト工数が膨らむリスクがある。
- 適した環境: 日本国内の手厚いサポート、分析業務がメインの場合。
3. 仮想化環境(ESXi)での留意点
- EDB: 仮想コア(vCPU)単位の柔軟なカウント。リソース変更が多いネステッド環境等に適したライセンス体系。
- 富士通: 物理コア・仮想コアのカウントルールに注意が必要。事前にVMware上の集約率に合わせた見積もりが必須。