AdoptOpenJDKのLinuxへのインストールについて記載します。
パッケージでインストール(RPM、yum、apt等)することも可能ですが、ダウンロードしてインストールする必要がある場合に参考にして下さい。
AdoptOpenJDKのページからLinux版(x64)をダウンロードします。
環境はintel 64bit CPUとさせていただきます。
- sshかコンソールでLinuxにログインしてrootユーザになります。
su root
パスワード入力 - JAVAを配置するディレクトリを作成する
mkdir /usr/local/java
※ /usr/local/配下にJAVAをインストールする場合 - ファイルを転送する
ダウンロードはWindowsで行うことが多いと思いますので、ダウンロードしたファイルをLinuxに転送します。ファイル転送しはFTPやSCPを使用します。
sshでLinuxにアクセスできる環境ですと、WinSCPを使用するのが宜しいかと思います。
/usr/local/javaにダウンロードした下記のファイルを保存します。
※ファイル名はダウンロードしたバージョンにより異なりますので、以降は必要なら置き換えて下さい
OpenJDK11U-jdk_x64_linux_hotspot_11.0.12_7.tar.gz - ファイルを展開します。
tar -zxvf OpenJDK11U-jdk_x64_linux_hotspot_11.0.12_7.tar.gz
展開すると/usr/local/java/jdk-11.0.12+7ディレクトリが作成されて以下に必要なディレクトリとファイルが作成されます。 - 環境変数の登録
以下のコマンドで.bash_profileにパスを追加します。
echo "JAVA_HOME=/usr/local/java/jdk-11.0.12+7" >> /root/.bash_profile
echo "PATH=\$JAVA_HOME/bin:\$PATH" >> /root/.bash_profile
echo "export PATH" >> /root/.bash_profile
source /root/.bash_profile - 動作確認
以下のコマンドで結果が出力されることを確認します。
java -version
出力結果
openjdk version “11.0.12” 2021-07-20
OpenJDK Runtime Environment Temurin-11.0.12+7 (build 11.0.12+7)
OpenJDK 64-Bit Server VM Temurin-11.0.12+7 (build 11.0.12+7, mixed mode) - ソースファイルの削除
残しておいても問題は少ないですが、ディスク容量とセキュリティを考慮してソースファイルを削除します。
rm /usr/local/java/OpenJDK11U-jdk_x64_linux_hotspot_11.0.12_7.tar.gz
rm: 通常ファイル ‘/usr/local/java/OpenJDK11U-jdk_x64_linux_hotspot_11.0.12_7.tar.gz’ を削除しますか? Y
ご参考まで