IIS10アクセスログ管理

IIS(Internet Information Service)10のアクセスログの管理について記載します。

アクセスログの設定

メニューからIISマネージャを起動します。

ログ設定を変更したいサーバやサイトを選択して、ホーム画面を表示させます。
ホーム画面から[ログ管理]をダブルクリックします。

ちなみにログの設定はサーバ単位だけでなく、サイト単位で設定することも可能です。

設定項目

項目 選択肢 デフォルト設定
ログファイル作成単位 サーバ/サイト サイト
ログファイル IIS/NCSA/W3C/カスタム W3C
フィールドの選択 下のフィールドの選択一覧を参照
ディレクトリ 任意 c:\inetpub\logs\LogFiles
エンコード UTF8/ANSI UTF8
イベントログの宛先 ・ログファイルのみ
・ETWイベントのみ
・ ログファイル と ETWイベント 両方
ログファイルのみ
ログファイルのロールオーバー

・スケジュール(毎時間・毎日・毎週・毎月)
・ファイルの最大サイズ
・新しいログファイルを作成しない

スケジュール(毎日)

フィールドの選択一覧

フィールド 説明
date 日付
time 時刻
s-sitename アクセスしたしたサイトのインターネットサービス名とインスタンス番号
s-computername ログを生成するサーバの名前
s-ip ログを生成するサーバの IP アドレス
cs-method GET や POST といった HTTP リクエスト方式
cs-uri-stem 操作の対象
cs-uri-query URI (HTTP リクエストステートメントの疑問符 「?」以後)
s-port クライアントの接続したサーバのポート番号
cs-username サーバーにアクセスした認証済みユーザの名前 (認証済みユーザーはドメイン名\ユーザ名、匿名ユーザはハイフン (-) で表示)
c-ip リクエストの送信クライアントの IP アドレス
cs-version HTTP 1.0 や HTTP 1.1 といったプロトコルのバージョン
user-agent 使用ブラウザー
Cookie 送信/受信された Cookie の内容 (Cookie がない場合は、ハイフン (-) を記述)
referer 参照元サイト (ユーザーが前に訪問したサイト)
cs-host ホストのヘッダー名
sc-status HTTP や FTPのステータスコード
sc-substatus HTTP サブプロトコルのステータスコード
sc-win32-status Windows のステータスコード
sc-bytes サーバーの送信 Byte
cs-bytes サーバーの受信 Byte
time-taken 操作の所要時間 (ミリ秒単位)

項目入力が完了しましたら、[適用]を選択してログの仕様を反映させます。再起動は必要ありません。即時で新しいログファイルが作成されます。

ご参考まで。

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