スナップショット リストア(Snapshot Restore)で実行だったジョブはどうなるか

VADPでバックアップを実施する際に動作中のジョブがリストア時にどうなるか確認する前段階として、VMwareのスナップショットを取得する際に1秒間隔でpingを実行して、数分後にスナップショットからリストアするとpingはどうなるか検証しました。ホストは再起動もシャットダウンもしないので、リストア後の挙動が気になります。

検証としては下図の感じです。
pingを実行したままのサーバをスナップショットからリストアしたら、pingは継続するか、中断されるか確認しました。
コマンドで実施するのは面倒なので、今回はExpingを使用させていただきました。

まず、Expingを実行しつつサーバのスナップショットを取得します。
17:42分にスナップショットを取得しました。

その後もpingを続けます。
17:45分まで続けてみました。

17:42分にスナップショット でリストアします。

リストアが完了した。サーバのExPingの状態を確認します。
pingの実行記録が17:42の後が17:46になり続行しています。17:43~17:45の作業は無かったことになっています。少し考えると当たり前です。

なぜこんな検証をしてみたかといいますと、夜間バッチ処理が実行中のサーバでバックアップがオンライン実行された際に、リストア時はどうなるのか簡単に確認したかったというのが動機です。実際はデータベースのトランザクションはどうなるのか、リストアを考慮するのか検討する必要があります。

追記
バックアップソフトウェアでのリストア(VDAP)では仮想サーバをリストアする際には電源を入れない設定がデフォルトのようです。
したがってリストア後に過去のトランザクションが発生するようなトラブルは避けられます。

ご参考まで。

関連記事

TOP