1. OS関連の構成調査
ハードウェアリソースからネットワーク、サービスの状態まで、グローバルゾーン自体の土台を調査します。
システム・ハードウェア情報
| 確認内容 | コマンド | 備考 |
| OSのバージョン・パッチ(SRU) | pkg info kernel | インストールされているカーネルの詳細バージョン |
| CPUの物理/論理構成 | psrinfo -vp | ソケット数、コア数、スレッド数の確認 |
| 搭載メモリ容量 | prtconf | grep Memory | 物理メモリの総量 |
| ハードウェア・デバイスツリー | prtdiag -v | スロットやコンポーネントの状態(プラットフォーム依存) |
ネットワーク構成 (Solaris 11標準)
| 確認内容 | コマンド | 備考 |
| 物理NICのリンク状態 | dladm show-phys | リンクのアップ/ダウン状態、速度 |
| データリンク構成 | dladm show-link | アグリゲーションやVNICなど、仮想を含む全リンク |
| IPアドレスとインターフェース | ipadm show-addr
ipadm show-if | 各インターフェースへのIP割り当て状態 |
| 静的ルーティング情報 | route -p show | 恒久的に設定されているルート情報 |
| DNS設定 (SMF管理) | svcprop -p config dns/client | /etc/resolv.conf の元となるSMFプロパティ |
サービスとプロセス (SMF)
| 確認内容 | コマンド | 備考 |
| 全サービスの稼働状況 | svcs -a | 有効(online)、無効(disabled)、保守(maintenance) |
| 異常終了しているサービス | svcs -xv | エラー原因とログ出力先の特定に必須 |
| システム全体のSMFエクスポート | svccfg export | サービス設定をXML形式で全出力(バックアップ用) システム全体の「標準パラメータから変更された部分」だけを抽出 svccfg extract > /tmp/smf_custom_profile.xmlする場合 (XML形式) |
ストレージ構成 (ZFS)
| 確認内容 | コマンド | 備考 |
| ZFSプールの健康状態 | zpool status -v | ディスクの冗長構成やエラーの有無 |
| ZFSデータセットの構成 | zfs list | マウントポイントと容量(Zoneの領域も含む) |
2. コンテナ(ゾーン)関連の構成調査
グローバルゾーンから見て、どのようなゾーンが定義され、どうリソースを消費しているかを調査します。
ゾーンの基本ステータスと定義
| 確認内容 | コマンド | 備考 |
| 全ゾーンの稼働状態 | zoneadm list -cv | 各ゾーンのステータス(running, installed等)とパス |
| 特定のゾーンの設定情報 | zonecfg -z <ゾーン名> info | CPU制限、メモリ制限、割り当てられたデバイスやFS |
| 特定ゾーンの構成エクスポート | zonecfg -z <ゾーン名> export | ゾーンを再構築可能なコマンドライン形式で出力 |
ゾーンのネットワーク(仮想NIC)とリソース
| 確認内容 | コマンド | 備考 |
| 仮想NIC (VNIC) の割り当て | dladm show-vnic | どのVNICがどのゾーン(またはグローバル)に属しているか |
| ゾーンごとのリソース消費状況 | zonestat 1 5 | 各ゾーンが現在消費しているCPU、メモリ、ネットワーク帯域をリアルタイム表示(インフラ監視で非常に有用 |
ご参考まで